商標2006年05月30日 15:18

今日は商標について基本的なことを一つ 個人事業をされておられる方は沢山おられると思います。 いざ事業を始めようと思ったときに、気になることの一つに屋号や商品名 がありますね。その事業の行く末を暗示するとまでは言いませんが、 やはり、企業イメージとして屋号や商品名は大切なファクターとなっていると思います。

それで、これは良いと思う独創的な屋号・商品名つまり商標を考えついたと思って、事業を始めてしばらく経ってから、ご近所で同じ商標を使って、同じような業種の事業を営む人が現れたとしたらどうしますか?

当然、俺の方が先に使用していたんだから、使用するのを辞めてくれ!と言いたいですね。

でも事はそんなに簡単ではありません。

例えば、その近所の方はあなたよりも先にその屋号を商標登録していたらどうしますか?

一般に商標登録によって、その商標を排他的に利用できる権利を有することになるので、逆にあなたがその商標を使用するな!言われかねません。

もちろん、長年その商標を使用してきて、その地域で周知されているような場合等ある一定の要件をクリアしている場合には、商標登録権者に対して、俺は使用できるということを主張することはできますが、やはり自分の商標は他人に勝手に使用させたくないと思いますね。

ですから、思いついたら何でも良いので商標登録しておくと後々権利を主張するときに武器になります。

詳しい法的な問題はさておき、少々お金がかかってもこれは!と思う商標は登録しておいた方が良いでしょうね。 今日はこの辺で。

マンガ2006年05月29日 19:29

養老孟司さんはエッセイで、「マンガを文字に例えると、絵は漢字(意味)、吹き出しはルビ(音)というのが僕の持論である」と述べていました。

いつも養老さんの本を読むとその視点に感心するんですが、そのマンガの構造(といってよいかどうか)から、日本語を操る脳の関係に言及されています。

引用をしながらですが「日本人の脳は、言葉に関する部分では、かなり特殊なでき方をしていて、漢字を読む場所と、カナを読む場所が別になっている」そうなんです。「二つのチャンネルを同時に操って文章を読む」んだそうな。

国家の品格の作者である藤原さんも国語をしっかり教えなければと警告されていますが、日本人の脳の構造も英語教育が先行し、国語力が低下すると、マンガを読めなくなる人が増えて、マンガという日本が世界に誇る文化の衰退を招くのではないかと心配してしまいます。(ちょっと飛躍しすぎかな(笑))

新会社法2006年05月24日 11:45

新会社法が施行され、6月に新会社法施行後初めて株主総会を開催する会社が多いと思います。

私も株主総会に向けて定款の見直しの仕事をしております。 結構細かい部分まで見直さなければならず、時間が掛かっております。

額面株式のままだったり(これは新会社法以前の問題)、取締役会を設置しないと機関設計を根本から変更する会社など様々です。

われわれ弁護士は、こういう仕事の依頼がないと、改正後の法律なおどは特に漫然と眺めるだけになるので、実務的な感覚をいち早く身につけるには、実際にお客様から仕事の依頼を受けることが大事なポイントになります。

ところで、取締役の資格を株主に限定することは、これまで本来の株式会社の在り方から鑑みてできないと考えられてました。これを所有と経営の分離などと称します。 旧商法も254条2項で「会社は定款をもってするも取締役が株主たることを要すべき旨を定むることを得ず」と規定していました。

しかし、新会社法では、非公開会社(株式譲渡制限会社)は定款で、取締役の資格を株主に限定することができるようになりました。

同族会社で身内以外の人間の経営参画を阻止しようとした場合、定款を変更して取締役を株主に限定する旨の記載を盛り込めば良いことになります。